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フィギュアスケート世界選手権 女子FS感想

ISU World Figure Skating Championships 2008
ちょっと遅くなってしまい、いまさらだが、世界選手権女子フリーの感想。

◆第3グループ6分間練習
棄権のニュースが流れていた安藤美姫が登場。ただ、表情は少し不安げな感じがしていた。このグループには、このほか、キミー・マイズナーもいて、彼女はかなりいい感じの滑りを見せていた。

◆キミー・マイズナー(トゥーランドット 誰も寝たならぬ)
静かだけれど良い表情でのスタート。最初のジャンプは3F+3T綺麗におりたかと思ったが公判は回転不足。次の3Lz+2Tは無難な出来、そしてスパイラルは綺麗に決め、次は結局、余裕の2A。そしてスピン。後半に入っての3Lzで転倒、3Loは綺麗に決め、スピン。次の3Sで転倒、その後のステップは良く動けていた。そしてスピンから2A+2Tを決め、最後はスピンで締めくくり。
結果は92.49。ちょっと悔しそうだったが、転倒以外は納得の演技だったのではないだろうか。

◆サラ・マイヤー(新実徳英 黒のラフォリア、秋の紅)
しっとりとした滑りから、3Lz+2T+1Loと最後はシングルになってしまった。次は3F+2Tを何とかきめ、3Sは綺麗に決めて得意の美しいスピン。そして更にスピンで見せて踊りながら3S+2T。そしてスパイラル。後半のジャンプは2Lzとなったが、その次の3Tは綺麗にきめ、2Aも決めてスピン。そしてステップの動きも良く、最後は美しいスピンでフィニッシュ。
結果は112.39。現状の力は出し切った滑りだったのではないだろうか。

◆安藤美姫(ビゼー カルメン)
左足のテーピングが痛々しい出場。曲が始まると表情も引き締まり、スタート。最初の3Lzはステップアウト。スピードに乗って、次の3Sで転倒、次のジャンプに入る手前でスピードを緩めてしまい、ジャッジ席へ。泣きそうな顔で審判に説明し、モロゾフの前に行った時には涙がこぼれていた。そして涙の悲しい挨拶。バックヤードを引き上げていく姿をカメラがずっと追いかけていたが、痛々しい姿だった。

◆アシュリー・ワグナー(タンゴ・ジェラシー マンボ・ジャンボ)
落ちついた入りだったと思う。最初の3Lzはステップアウト。次の2Aは綺麗に決め、スピンも決めたふが3Sは着氷が乱れてしまった。そしてスピン、スパイラルは確実に決めていた。後半に入って、3Loもやや着氷が乱れた。そしてスピンから3Fで転倒、ステップは頑張って滑りきったが次の2Lo+2Loは長方で回転不足で着氷も乱れたが、その後で3Lz+2Loを入れて最後はスピンで締めくくり。
結果は85.91。安藤美姫の途中棄権により、やや早めの演技開始となってしまった影響もあったのだろう、チラチラとミスが出てしまった。それでも滑りきった後の笑顔は良かった。

◆最終グループ6分間練習
ジョアニー・ロシェットを先頭にリンクに飛び出していった。浅田真央は3Aで転倒、2回目の3Aは成功。そして6分間練習を終了。

◆ジョアニーロシェット(ドン・ファン)
落ち着いた入り。スピードを上げて3Lz+2Tでは最初のジャンプでお手つき。次の3Fは綺麗に決め、次はスッポ抜け1Lo。そしてスピンからステップ。ここで気持ちを切り替えができたのだろう。後半に入って、3Lzは綺麗に決め、3Sも決め、スピンも決め、スパイラルは美しく決めていた。そして3T+3Sのシーケンスを決めてスピンから2A+2Aはステップアウトしたが、最後は綺麗なスピンで締めくくり。
結果は114.49。小さなミスはあったがまずまずの滑りだった。

◆カロリナー・コストナー(ドボルザーク チェロ協奏曲 ピアノ三重奏曲第4番ドゥムキー)
少し緊張した表情、スピードに乗って、最初の3F+3T+2Loはは完璧な出来。そして3Lzでは手をついてしまった。そして更にスピードにのって3Fではステップアウト、3Loは綺麗に決めてスピンへ。そして後半、2A+3Tではお手つき、3S+2Tでは着氷がとまってしまった。そしてスピンからステップでは良く動けていた。そしてスピードにのったスパイラル。そして2Aからスピンでフィニッシュ。
結果は120.40。緊張の中で、ミスもあって、ややぎこちなさみあったが、なんとか演じきった滑りだった。
結果は120.40でシーズンベスト。

◆キーラ・コルピ(ファンタジア オペラ座の怪人)
やわらかな舞からの入り、そして最初の3Tでお手つき。次のジャンプはスッポ抜けで1Lzに、次の3Loは綺麗に決め、スピードにのったスパイラルだったが、途中で足をとられてしまった。しかしスピンは綺麗に決めた。後半に入って3Lzは回転不足。2Lo+2Tは決めて、2A+2Tも回転不足、スピンは綺麗に決めたが、次の2A+2T+2Tも最後は回転不足。次のステップではやや疲れてきたか伸びを欠いてしまった。しかしスピンは綺麗に決めてフィニッシュにもっていった。
結果は85.15。健闘の滑りではあったが、今ひとつ悔しい結果だったのだろう。

◆キム・ヨナ(ミス・サイゴン)
自分の世界を作って、スピードにのった入り、そして3F+3Tを綺麗に決めた。そして2Aも高く、スピンへ。そして3Lz+2T+2Loも綺麗に決め、スピードにのったスパイラル。後半に入って、2A+3Tも綺麗に決め、スピンも美しい出来。次のジャンプはスッポ抜けて1Lzになってしまった。次の3Sは着氷が乱れたもののなんとか持ちこたえ、スピンへ。そしてステップでは観客の手拍子をもらって、イナバウアーから2Aは綺麗に決め、最後はスピンで締めくくり。
結果は123.38。ひとつ失敗を悔やんでいたような、けれど、ホッとしたような表情だった。

◆浅田真央(ショパン 幻想即興曲)
曲にのって流れるような出だし。そしてスピードに乗って、3Aの踏み切りに入ったとたんに転倒、壁際までスライディング、壁に手をついて立ち上がると、直ぐにリンク中央にモでって演技へ。そして次の3F+3Tは遠く高く素晴らしいジャンプ。そしてスピンも綺麗に決めた。そしてさらにスピードにのって3Lzも高く、スピンも美しく決め、スパイラルではややスピードが落ちたものの、丁寧にポジションを決めていた。そして後半に入っての3Loも高く、次の3F+3Loは後半回転不足をとられたが、その後の2A+2Lo+2Loは気例に決め、スピンも美しく、そしてかろやかな舞うようなステップでは観客の拍手も得て、最後は高い2Aからスピンで決めた。
結果は121.46。最初の3Aの大失敗からの立ち直りの演技はこれまでの最高の出来だったのではないだろうか。演技終了後天を仰いだ姿は印象的で、更に、キスアンドクライについて点数がでるまでの悔しそうな顔から、点数がでて逆転がかなった瞬間の驚きに顔から喜びの涙にゆがむ顔もまた印象的だった。

◆中野友加里(スペイン奇想曲)
キリッとした表情での入り。最初の3Aは綺麗に着氷したが回転不足をとられてしまった。ただ、これで観客の気持ちを一気にひきつけて、続く3F+2Tはキッチリ決めて得意のスピンで観客の拍手を得た。そしてスピードにのって3Lzは高く、3Sも決めてスピンへ。そしてスパイラルもスピードにのって、後半のジャンプへ。3Fは回転不足をとられたが綺麗に決め、3T+2T+2Loも決め手、ステップもかろやかに演じ、3S+2Tも決めて、最後は見せ場の美しいドーナツスピンで締めくくった。
結果は116.30。他の選手がミスをする中、ほぼ完璧な演技で締めくくり、観客はスタンディングオベーション。シーズンベストを更新する出来だったが、得点の低さに観客はブーイングだった。個人的には、得点はどうあれ、今大会最高の演技だったのではないだろうかと思う。

多くの有力選手がミスをしてしまう中、最終滑走の中野友加里がノーミスの演技でしめてくれた。根性をみせてくれた演技だった。そして金メダルの浅田真央の転倒のあとの盛り返しの凄さは見ごたえがあった。

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Posted by: where can i find pure green coffee bean | December 12, 2013 12:29 AM

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